社会人大学院1年生での妊娠(4)
先日、修士論文の中間発表が終わった。
1年生で中間発表をやらないと2年生に上がれない規定になっているため、どうしてもさけて通れない。
本来の実施日は別の日だが、その日だと出産で発表できない可能性があったため、私だけ早めに発表をさせて頂いた。
その時は妊娠9ヶ月であった。
10分間の発表と10分間の質疑応答。
教授は半分くらいの人数だったが、とても緊張し、質疑応答もしどろもどろであった…。
まぁ、とりあえず終わったからいいや、これでようやく2年生に上がれるのだから。
…中間発表までの2週間は大変だった。
実験データがあまりそろってないこともあって、土日も大学に登校して実験、家では要約とパワーポイントで発表スライドの作成を進めた。
お腹は重いし、学内でも早く歩けない、家に帰ったら旦那の食事作りと家の掃除洗濯、突然襲ってくる眠気…
いくら無職?とはいえ、なかなかしんどかった。
やはり期限があったためか頑張れたように思う。パワーポイントと原稿の完成は発表当日だった。ようやく指導教官の許可が出て、発表できた。
以前からギリギリでしか仕上げてこなかったので、ここでも私の悪癖が出てしまった…。そんな私を温かく見守ってくれる指導者だったから、やっていけたと思う。
とりあえず終わってホッとした。
これからは、休学中に実験を進めてもらうための引き継ぎをやっていく予定である。