第60回糖尿病学会の大盛況
5/19〜20に初めて糖尿病学会に行ってきました。場所は名古屋国際会議場です。
参加の事前登録はしていたのですが、ランチョンセミナーの予約をするのをすっかり忘れていました。
5/19は、眠くて朝起きれず、会場入りしたのが10:30くらいになりました。
ランチョンセミナー券の発行機までいったらもう締め切り。
がーん。
人数多いし、そもそも締め切り時間終了でした。
これは整理券無い人用の列にランチョン前に並びましょうということで、目当ての会場に行ったらかれこれ50人以上ならんでいました。
30分くらい並び、入場が始まりました。
これはお弁当ゲットできるか!?
なんと、私の5人手前でお弁当終了!
2度目のがーん。。
仕方なく近くのお店で焼きそばを買って公園で食べました。
午後に発表会場に行くと、立ち見でも会場に入りきれず出入り口に人がわんさか。
まるでお祭りのような会場の盛況ぶりでした。
こんな人が多いなら、ランチョンの予約とっとけば良かったと後悔しました…。
ただ、二日目は8時に会場入りし、お弁当ゲットしましたよ!
管理栄養士のクリニック勤務 メリットとデメリット
クリニック管理栄養士を一年ほどやっていました。
身分は、パート。
診療科は内科。
入院施設はなく、外来のみでした。
開業からのメンバーとして勤務していました。
メリット
1.人間関係が楽
人数が少ないことで、人間関係も限定されます。
開業からのメンバーということもあるので、最初はみんな猫かぶって接しているので優しいです。
途中から仲の良いグループもできてはくるのですが、新しいスタッフが入ってくるたびに元からいるメンバーは結束していきます。
2.勤務の融通がききやすい
パート勤務者も多かったため(スタッフの半分以上がパート)、家庭やお子さんを持つ方が多かったです。
家族の急病や渋滞による遅刻も地域柄よくあることから、院長が大目に見てくれました。
3.薬の勉強会で豪華なお弁当が食べれる
週に1~2回、昼休みに製薬会社の人が新薬の勉強会を30分ほど開いてくれていました。その時は、2,000~3,000円程度のお弁当を提供してくれます。
タダで食べれるのは本当にありがたかったです。
デメリット
1.院長との方針が合わないとつらい
入院がないのに関わらず管理栄養士を置いてくれるのはありがたいのですが、院長の興味は秘書や事務とのやりとりに向いていたため、栄養の話がなかなかできませんでした。
これは自分の話の持っていき方も問題があったかもしれませんが、栄養に対して興味を感じることができず、やる気がどんどん低下していきました。
もっと自分が頑張ればどうにかなったかもしれません。
管理栄養士ではなく、ただの事務スタッフになる可能性もあります。
2.経営に不安を感じる時もある
給料明細に書かれてあった金額と実際の振込金額が異なっていたことがありました。
まだ経営に慣れていないこともあったかと思いますが、この出来事は辞める決意を決定的にしました。
もちろん差額は後ほど調整してもらいましたが。
結果、病院管理栄養士としてガッツリ仕事をしたいのであれば、まず有床の病院に行くことが間違いないかと思いました。
社会人で栄養系大学院選びに苦労した一例
社会人になって大学院に行きたい理由は、
現在やっている仕事を論文としてまとめたい、
学歴に箔をつけたい・・・など様々ある。
私は、中学生の時から、なんとなく研究者に憧れを抱いていて、大学院に行ってみたいとずっと思っていた。
しかし、大学の時はアルバイトと授業・実習で日々を忙殺されていて、
卒業した時は、ようやく給料をもらいながら土日をゆっくり休むことができるとホッとしたことを覚えている。
その後、管理栄養士として社会人を数年経験し、運よく大学で期限付きの研究員として研究室配属で働くことができた。
そこで、大学で働くためには学位が必要だと痛感し、もっと学んでみたいと思うようになった。
中学生の時に思っていたことを思い出したのだった。
退職の期限が近づき、私の大学院探しが始まった。
当時、クリニックで糖尿病患者への栄養指導のアルバイトもやっていたため、もっと糖尿病の栄養指導について学びたいとも思っていた。
研究室の種類は大きく2つに分かれる。
病院などで臨床調査を行ったり、人に栄養剤を飲んでもらうような介入を行う実践系研究と呼ばれるもの、
ラットや試験管を使って体内のメカニズムを明らかにする基礎研究と呼ばれるものである。
試験管なんて学生実験以来触ったことがなかったので、私はもちろん前者で探さないといけないが、基礎研究は大学でしかできないことでもあるので少し魅力も感じていた。
しかし、基礎研究は、医学部・薬学部・理学部・農学部などの方もされているため、競争率も高く、大学院に入ったはいいが研究室で終日実験を行うとなると継続が難しく断念した(自分は実験で素人な上、結婚していたため家に帰れないのはひんしゅくをかいそう・・・)。
さて、本来であれば仕事として所属した研究室で大学院に行けば、教授との連絡もスムーズであるし、今までやっていた研究の続きで論文を書くことができるため、ストレスを感じることがない。
しかし、新しい環境に飛び込んでみたいと思うのも人の心理。
他の研究室はどのようなことをされているか見てみたい!と思い、他を当たってみることにした。
まず、苦労したことその①
「教授探し」
大学院の条件として上げたのは次の3つとした。
・自宅から1時間程度で通うことのできる大学院
・社会人を受け入れている大学院
・管理栄養士養成施設であり実践系研究を行っている研究室
三番目の管理栄養士養成施設にこだわったのは、
自分はまだ管理栄養士としての基礎が未熟であり、管理栄養士の倫理観も含めて教授陣から学び取りたかったためである。
ホームページ上では大学院で何をされているか詳細な情報がほとんどなく、
教授の最近の論文も最新になっていない場合も多い。
失礼だが、論文検索サイトなどで教授の名前を検索し、論文や学会発表を最近やっていなければ候補から除外した。
研究室のホームページがあれば、かなり良い方である。
ようやく絞り込み、第一希望の教授を決めた。
その教授は、実践系研究に加え、少し実験も行っていた。社会人大学院生の受け入れも多く、様々な学会でも評議員などをされていて業界では名の通った先生の一人であった。
一度お話をした時もあり、年下の私に非常に気さくに接して下さっていたので、記憶にも残っていた。
決め手は先生の雰囲気が良かったことだったと思う。
よし、この先生に会いに行こう!
次は会うために連絡を取らなければならない。
「アポ取り」
まず、現在所属している研究室の教授に、他の大学院に行きたい希望を伝えた。
「いいんじゃない」と背中を押してくれた。
自分の研究室を希望すると思っていたに違いないが、そのような言葉をかけてくれた。
後ろ髪を引かれる思いで、アポイントをとった。
ホームページでメールアドレスを調べて、どのような研究を行っているか聞きたい旨をメールした。
すぐに返信があり、訪問日を設定することができた。
苦労したことその②
「打ち合わせ」
一回目の打ち合わせ:
2,000円ほどの手土産を持参し、挨拶に伺った。
研究室での活動や、現在の大学院生のテーマ、施設の設備などを聞いた。
受験することを快諾してくれ、受験を決めた。
研究室としては緊急のテーマはないとのこと。
研究は、自分のアルバイト先で患者のデータを使う方がよいと言われる。
テーマについては、まず自分で考えることとなった。
メールでのやり取り:
テーマ案をアルバイト先の院長にも聞き、考えてテーマ送る。
が、しかし、すべてボツ。
研究としての目新しさがないとのこと。
願書の締め切りが2週間前に迫り、テーマが決まらず焦る。
二回目の打ち合わせ:
1,500円ほどの手土産を持参し、研究テーマの打ち合わせを行った。
テーマのヒントをもらいに行ったが、なかなかアイディアが出てこず。
二時間ほど話した後、大まかな案が決まる。
アルバイト先でで調査・介入をする方向になった。
ここで、常勤ではなくアルバイトという身分で調査をすることで責任はどうなるか、
給料や待遇などに関することで院長との意思疎通がうまくいかなくなったことなどがあり悶々と悩んでしまった。
ここまで打ち合わせをしておきながら、
教授への信頼がなくなってしまい、院長ともギクシャクしてしまったため、
大学院受験を断念することに決めた。
それと同時に、働いている研究室に進学したい思いが湧いてきた。
自分でも、本当に虫のいい話であると非常に反省しているが、どうしてもこのタイミングで大学院に行きたいことは譲れなかった。
どうやって説得すればいいんだ!
絶対怒られる・・・
いや、命を取られることはないんだ、殴られてもいい、伝えよう!
苦労したことその③
「説得」
働いている研究室の教授に他大学院受験断念を伝え、本研究室の大学院に進みたい旨を伝えた。
めちゃくちゃ怒られた。
教授)何を今さら、他に行くって言ったよね。
私)すみません。
(私の心の声:…ですよね。わかっています。言い訳はありません。)
教授)はぁ。
教授)わかった。受け入れます。
私)あ、ありがとうございます!
無事、受け入れが決まった。
次は先方に受験断念の連絡を入れねばならない。
苦労したことその④
「断りの仕方」
先方の教授に受験断りのメールをまず行った。
その後、手土産を持参し、受験断念のお詫びに直接伺った。
しかも、働いている研究室を受験することを伝えた。
かなり驚かれたが、最後は叱責を受けることもなく、表面上穏やかに事を済ますことができた。
今でもその驚きの顔と、私を直接見ない目が忘れられない。
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
結局・・・
働いている研究室の大学院を受験し、合格した。
今までと同じ環境だが、教授とも報連相がうまくいき、親身に相談にのってくれた。
研究も進みが良かった。
学部生ならそのまま大学院に進学しやすいが、社会人の大学院受験は自分のフィールドを持って調査することが大前提になっていることを知った。
フィールドは自分の慣れている場所であり、裁量できる方が良い。
全て新しい環境で事を進めることが私にはできなかった。
ある程度環境に慣れてから、少しずつアップデートすることが自分には合っているかもしれない。
今回は非常に勉強になった。
ダンナの血糖値が高い
ダンナの血糖値が高いのをどうするか
大学卒業後、管理栄養士として、学校→病院→大学助手→クリニックと職を転々としてきた。
その間に今のダンナと出会い、一年前に結婚した。
結婚後の健康診断の結果で、血糖値に「*」がついていた。
HbA1c 5.8%
高っ!
血糖高くね?
まだ30代前半だぜ?
「4.6~6.2%」
ですよ。
もう糖尿病になる準備ができてる状態ではないか。
いくらダンナの親戚に糖尿病がいるといっても、まずい。
このままだと、「奥さん管理栄養士なのに数値悪いね~」といやみの一つでも言われそうだ。
まずは手っ取り早く、野菜をたくさん食べてもらうことにした。
好きな野菜を用意する
できるだけ、ダンナの好きな千切りキャベツを準備する。
↓
食事のはじめにキャベツを食べてもらう。
を実践した。
ドレッシングの量は制限なしとした。
とはいえ、ピエトロドレッシングを大さじ1程度はかけていたかな。
野菜をたくさんとれる献立にする
ある日は、野菜炒めを準備し、
またある日は、野菜スープを作った。
一食で生野菜両手一杯分(100g)の量がとれるようにした。
野菜を始めに食べる
メイン料理を出す前に、野菜料理を食卓に出す。
↓
食べたのを確認して、メイン料理とごはんを食卓に出す。
野菜を先に食べることで、食物繊維がクッションとなり、
ごはん(主食)の糖質の吸収を和らげるのを期待した。
その結果、
半年後のHbA1cは4%台
ふーっ
助かった
本人も気にして、おやつを少なめにしたり、運動したりしたことも功を奏したのだろう。
しかし、今度は私が4%→5.6%になってしまった。
う~む。。もしや、ストレスでのおかし爆食べが原因か!?
まだまだ、血糖値改善方法の旅は続く・・・